8月19日(土)は食育の日。この日に合わせて「和食アドバイザー食育講座」を開催しました。
会場は前橋市の中央農業グリーン専門学校、参加者は20代~70代までと幅広く参加いただきました。
今回は、和食の基本である「だし」のおいしさを伝えたいと、「だしが決め手!簡単メニューを作ってみよう」というテーマで行いました。
今年は、和食アドバイザー検定発足から2年。すでに、全国で50名以上の和食アドバイザーが誕生しています。
3年目の今年は、和食アドバイザーの皆さんの活躍を応援する目的もあり、和食アドバイザーの宇野しのぶさんを講師に迎えました。
宇野さんは、社会人経験の後、料理の道に進みたいと調理師の免許を取得。専門学校の講師や日本料理店を経営した後、現在は自宅で料理教室を開催しています。また、町おこし、自立支援、商品開発などを通じて地域でも活動されています。
さて、実習の始まりです。まずは、昆布とかつおぶしを使って、本格的なだしをとりました。きちんととっただしは香りよく、味わい深く、この時点で参加者のみなさんは大感激。このだしを基本に「レンジ茶わん蒸し」と「簡単海老しんじょのお吸物」を作りました。
レンジ茶わん蒸しのコツは、レンジの解凍機能を使ってじっくりと加熱すること。急激に加熱するとすが入ったり、割れたりするので要注意です。
一番だしを味わうお吸物の椀種は海老しんじょ。たたいた海老と市販のはんぺんと調味料をビニール袋にいれ、ひたすらモミモミ!形を整えて、茹でればできあがり。高級料理がとても簡単にできました。
子供たちの大好きなハンバーグにはお豆腐を入れた「ふわふわ豆腐入りハンバーグ」。つなぎにお麩を使い、これもビニール袋で簡単調理。ボリューム感があるのにさっぱりといくらでも食べられそうなハンバーグでした。
ごはんは、コーンの缶詰を炊きこんだ「とうもろこしごはん」。炊き上がってから混ぜるバターが隠し味です。
調理後は、本協会の澁谷会長や講師の宇野さん、そしてアシスタントとして参加してくださった和食アドバイザーの吉井かよ子さんも一緒に試食し、和気あいあいと会話も弾みました。
食事はとても大事なコミュニケーションの場でもあります。食育メニューを参考にみなさんも楽しい食卓を囲んでみてはいかがでしょうか。