3月11日(日)、長野県千曲市にて和食アドバイザー交流会を開催しました。
3月に入っても、寒い日が続いていましたが、この日は晴天に恵まれ、過ごしやすい日となりました。
協会事務局のある前橋市の中央農業グリーン専門学校から、会場である千曲市の戸倉創造館まで、バスをチャーターし、現地に向かいました。
長野や群馬のほか、埼玉、東京などから参加してくださる方々もおり、総勢41名での交流会となりました。和食アドバイザー有資格者のほか、実技講習会の講師、和食に興味のある方、公式テキスト「和食の基本が分かる本」や「聞き書日本の食生活全集」を発行している農文協さんからも3名の参加をいただきました。
最初にオリエンテーションを行い、交流会のスケジュールや当協会のこれまでの取組みや今後の活動予定などをお話しました。
1部は、千曲市かけはしの会にご協力いただき「箱膳体験」を行いました。
江戸時代、庶民の暮らしに欠かせなかった箱膳は、食事の道具としてだけでなく、日本の食の基本である感謝や礼儀を語るにふさわしい文化です。
千曲市の特産のあんずや季節の野菜をたっぷりと使用した一汁三菜の郷土料理をいただきながら、長野県農文協理事の池田玲子先生に日本の食べ毎文化について話していただきました。
2部は、はじめに、「和食文化を通して日本を元気にしよう!」と題してパネルディスカッションを行いました。パネリストに、前出の池田玲子さん、地域おこしのスペシャリスト文化創生研究所代表の山崎紫生さん、実技講習会講師で料理研究家の宮内祥子さんを迎え、当協会の澁谷会長がコーディネーターを務めました。
和食文化を担ってきた女性の活躍を知る事、表面的な和食の知識でなく大事な根っこの部分を見直し、伝えること。地域の方々の声を聞き、いっしょに活動すること。和食の魅力を国内外に伝える活動も大切であることなどが語られました。
その後、参加者全員が1分間自己PRを行った後、参加者同士の交流を図り、交流会の幕を閉じました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
交流会の様子を、長野県農村文化協会で発行している「信州ひらがな料理普及隊」第15号で紹介いただいてます。(画像をクリックするとPDFファイルが開きます。)