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池波正太郎作品と江戸料理(開催報告)

和食アドバイザーの酒井晶子さんが講師を務めました!

1月20日(土)の前橋市の中央公民館において、前橋市立図書館主催の料理教室が開催されました。
今回のテーマは「池波正太郎作品に出てくる江戸料理を作ろう」です。

池波正太郎は、テレビ時代劇の「鬼平犯科帳」や「剣客商売」の原作ともなった作品をはじめ、多数の作品を残しています。時代小説ファンはもちろん、一般的にも広く知られた作家のひとりです。また、食通としても知られており、食にまつわる作品も多く存在します。

今回は、和食アドバイザーの酒井晶子さんが講師として、池波作品に出てくる料理をレクチャーしました。
また、食材は、本検定の講師でもある江戸東京伝統野菜研究会代表の大竹道茂氏(江戸東京野菜通信)にお願いし、本物の江戸東京野菜を産地から取り寄せて使用しました。
明治18年創業で、葱の栽培と販売を手掛ける「浅草葱善」から千住葱を、渡戸章さんからは、掘りたての練馬大根を送っていただきました。
  
献立は、漬け鮪の炙り(梅安影法師)、餡かけ豆腐(鬼平犯科帳)、根深汁、菜飯、大根の浅漬け(いづれも剣客商売)です。

漬け鮪の炙り(梅安影法師) 餡かけ豆腐(鬼平犯科帳) 根深汁(剣客商売)
菜飯(剣客商売) 大根の浅漬け(剣客商売)

 

参加者は、池波正太郎ファンの方が多く、普段はまったく、料理をしないという方も。いざ、始まると、みなさん、イキイキと楽しそうに野菜を切ったり、お米を研いだりとスムーズに展開し、予定の時間にはきちんと出来上がりました。
  
今回の料理は、どれもシンプルで簡単。江戸時代は、現代のように多様な調理方法や調味料、食材があったわけではないので、季節の素材を生かして、味噌や醤油、酒、みりんなどの発酵調味料で味つけしたものが多かったようです。
実は、それが和食の原点であり、日本人の健康を担ってきました。

試食会は、前橋市立図書館長の栗木佳香さんのご挨拶からはじまり、どのテーブルも、会話が弾み、楽しい時間はあっと言う間に過ぎました。

参加者のみなさま、ご参加いただきありがとうございました。
講師の酒井さん、お疲れさまでした。

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