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和食アドバイザー スキルアップ講座 第3回 報告


第3回スキルアップ講座を7月29日(土)、中央農業グリーン専門学校で開催しました。今回のテーマは「群馬の夏の手打ちうどん」です。
講師は、実技講習会の講師も務める中央農業グリーン専門学校の岡庭千代乃先生と茂木恵美子先生でした。

群馬県は気候風土が小麦の栽培に適しているため、全国4位(本州1位)の生産量を誇る小麦王国です。代表的なおきりこみをはじめ、炭酸まんじゅうやすいとん、おやきなど粉食文化の盛んな土地柄です。
昔から、夏の食卓には手打ちうどんが並んでいました。この時期に採れる、いんげんやなすを茹でて、うどんと一緒に温かい汁につけて食べるのが定番です。今回は、手打ちうどんと夏の食材を使った温汁・冷や汁などを作りました。

うどんは、強い粘りとモチモチ感が特徴の群馬の小麦「つるぴかり」を使用しました。小麦粉をふるい、塩、水を加えながら、こねていきます。

小一時間寝かせた後、麺棒を使って伸ばします。手前に引くときにグッと力を入れ、四角形に伸ばすのが理想。じゃばらに折りたたんで切った後、たっぷりのお湯でゆっくりと沸騰させずに茹でるのがコツです。

汁は、定番の温かい汁のほかに、冷や汁も作りました。すり鉢でゴマをすり、味噌とだし汁を入れます。
具は、きゅうり、大葉、みょうが、玉ねぎで、冷や汁でいただくうどんも絶品でした。

今回は、特別に上用まんじゅうも作りました。上用まんじゅうとは、薯蕷(じょうよ)まんじゅうとも言います。薯蕷は山芋のことで、これを生地に練り込んだおまんじゅうです。モチモチとした伸びのよい皮の中にこしあんを入れて蒸した上品なおまんじゅうです。

参加者は、家業やボランティア活動などを通じて、手打ちうどんの技術を生かしたいとのこと。上用まんじゅうも子供たちの食育に繋げたいとの声もありました。 参加者全員が、全ての工程を実習し、技術を習得することができた充実した講座でした。

そして、やはり、地粉で打ったうどんは、サイコ―においしかったです♪

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